美保関薪能 2014年8月31日(日)島根県松江市美保関町 美保神社

8月31日曇り空の下、美保神社拝殿で薪能が行われました。
前日に所作台を搬入し、ご祈祷の合間をぬって照明、音響の仕込みを行いました。

美保関薪能02 美保関薪能03

 

神社の本殿は石畳が敷きつめられ、一見すると平らな面に見えますが実は本殿の中心から前後左右に緩やかな傾斜があり、それはまるで大きな球体の状態の床面でした。
所作台を舞台面に対して縦置きにすることは出来ましたが、横置きにするとガタつき20mm程度の隙間が出来ました。
結果横置きをあきらめすべて縦置きで本舞台を作り、橋掛かりを付けました。

美保関薪能04

今回の公演はががり火を使うのでそのイメージを大切に考え、ライトはすべて屋根裏の梁に取り付けました。美保関薪能05 美保関薪能06

 

まず最初に「神歌」が奉納され、つづいて火入れ式、松明に火が点火されると、神社の境内はオレンジ色の薄明かりに包まれました。
演能は「舎利」美保関の僧が都に行き”足疾鬼”という鬼と出くわし、寺の守護の韋駄天に鬼が退治されるというお話。

美保関薪能1 美保関薪能2 美保関薪能3 美保関薪能5 美保関薪能6

8月下旬としては気温が低く、静まりかえった美保神社の境内に能楽師の力強い声と笛の音が響きわたっていました。